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    きあら

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    京都とイタリア、クラシック音楽(とりわけポリーニの音楽)をとっても愛してます。美味しいものにも目がありません。植物もいろいろ育ててます。どうぞよろしく。

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2011/05/23(Mon)

南禅寺界隈別荘群のひとつ 流響院

お天気に恵まれた土曜日、流響院を見てきました。

昨年のお正月に、NHKの特番、『京都・南禅寺界隈 山紫水明のユートピア』という番組を見て(その後、ワンダーxワンダーなどでもやってました)、こんな所に、こんな美しい別天地があったのか、と驚いた南禅寺界隈の別荘群。
観光ガイドブックにも載ってないし、普段、一般公開もされてません。
いつか見たい!と思ってたところ、流響院の春の一般公開の抽選に当たり、行ってきました。

流響院は、二条通の東のどんつき、白川通にぶつかる辺りにあります。
流響院

この↓門をくぐりお庭に入ると...
流響院庭へ
まさに別天地!
数寄屋造りの建物と、七代目小川治兵衞「植治」が手がけた美しい池泉回遊式庭園がひろがります。

と、ここで写真を載せたいところですが、庭園内は撮影禁止でした。
一応パンフの写真(下は秋の景色のようですが)を撮って載せておきます。
 
流響院パンフ滝

流響院 パンフ

東山と一体になったお庭のな~んと気持ちよいこと!!!
澄んだ空気に新緑が美しい。
琵琶湖疏水から引かれた水の流れは清らかで、滝の音も耳に心地よく、時おり鳥のさえずりも聞こえます。
大変静かで、騒々しい白川通がすぐそことは思えません。


ここで少し流響院の過去を振り返ってみますと...
100年余りの間に、その名称も様相も、所有者が変わるたびに大きな変化にみまわれました。

塚本与三次の「福地庵」(ふくちあん)
    ↓
三菱グループ総帥 岩崎小弥太の「巨陶庵」(ことうあん)
    ↓
米軍の宿舎として進駐軍に接収され洋風に改築。茶室はバス・トイレに
    ↓
㈱龍村美術織物の「織寶苑」(しょくほうえん)
 ヒッチコックやチャップリンなども来訪
    ↓
真如苑に譲渡
「巨陶庵」期の資料をもとに復元、修復して「流響院」に

このように、所有者の目的に合わせ変化を強いられた建物と庭は、2009年11月に復元修復を終え、現在の姿となりました。


今回、庭を案内して下さったのは、修復に携わり、管理されている庭師の方だったので、お話もとても興味深かったです。
資料をどのように解き元の姿を探ったか、東山の借景をとりいれるためになされた細やかな工夫、ひらめきの廃物利用、木の話...などなど。
小川の底に敷く小石を一粒づつ選別された話にはびっくり!でした。

それにしても、東山連峰を借景とした奥行きのある風景は本当に素晴らしい。
庭師の方が「ただの借景ではなく、山をとりこんでいる借景、生きた動きのある借景」と表現されてましたが、まさにそんな感じでした。

最後に、腰かけて建物から東山と庭を眺めつつ、管理されてる方の話をゆっくり伺いました。
夏の力強い庭、秋の美しい紅葉、冬の靄立ち込める幻想的な風景、池に映る月など...
美しい情景を思い浮かべ聞いていると、時おり、山から心地よい風がふわぁ~と吹いてきます。この気持ち良さったらありません。これぞ至福の時!でした。


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