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    きあら

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    京都とイタリア、クラシック音楽(とりわけポリーニの音楽)をとっても愛してます。美味しいものにも目がありません。植物もいろいろ育ててます。どうぞよろしく。

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2011/01/24(Mon)

小泉淳作展 京都高島屋

京都高島屋で開かれている『小泉淳作展』を見てきました。
小泉淳作さんは、昨年、東大寺本坊の40面の襖絵を完成されました。
そのお披露目の展覧会です。

小泉淳作展

最終日だったせいか、混んでました。
ちらしも、もう一枚も残ってなかったので、看板の写真を撮りました。
フラッシュが反射してしますが。

襖絵の他に、代表作の山水画、静物画なども展示されています。
蕪、筍、三宝柑などの独特な静物画も興味深く見ましたが、やはりメインは襖絵です。

襖絵以前の作品は、全体にとても地味な色合いですが、襖絵はうってかわって華やかでした。

『蓮池』、綺麗でした。私は蓮大好きです。
東大寺では、この襖絵のある部屋の前は、本当の蓮池だそうですから、ぐるり蓮に囲まれ、さぞや美しいことでしょう。

桜の展示室に入ると、華やか~。
寒いこの時期ですから、尚いっそうあでやかに感じられます。

実は、小泉さん、今まで一度も桜の絵を描かなかったそうです。
誰が描いても桜の絵は同じようになってしまう、内容がないので面白くない、描きたくない、と思っていたそうです。

ところが、東大寺の根本教義である華厳経では、仏が悟りを開いた場所は美しい花々で彩られ、小さな花の一つ一つに世界の全てがあるとされています。
そこで、その世界観を表現するために、日本人が最も愛する花、桜を描く決意をしたそうです。

しかし、本当に細かいお仕事です。
『吉野の桜』、『しだれ桜』、『東大寺本坊の桜』とあるのですが、どれも花びら一つ一つ丁寧に描かれています。
襖の大きさが大きさですし、花びらはとっても小さいですから、見てるだけでも気が遠くなってしまいました。

ご自身も、このように語っておられます。

毎日、同じことの積み重ね、辛抱の連続、己を無にして仕事する以外ない。
この襖絵は誰の作品でもない。平成の一人の絵師の仕事だから、己の署名、押印は一切しない。
終わった時は85歳。肉体的にもすっかり弱ってしまった。
一仕事終え、あとは、今までと同じ、冬になれば蕪をみつめ、夏になれば茄子を見つめる生活に戻るだけ。

なんとも深いお言葉。
己に厳しく、信念を持ってとりくみ、年を重ねていった芸術家というのは凄い。
桜の襖絵を見ながら、ふと、ポリーニのことも思い出しました。


京都での『小泉淳作展』は残念ながら今日でおわりですが、大阪高島屋にも巡回します。大阪は、2月2日~14日まで。

4月5日~10日は、奈良 東大寺にて、東大寺本坊襖絵などの一般公開もあります。
http://www.todaiji.or.jp/


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