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2012/11/16(Fri)

山種美術館の竹内栖鳳と東京でのことなど

以前、THE GARDEN ORIENTAL KYOTO(かつての竹内栖鳳の私邸で、現在はレストランなど)のことを書いたときに、ある方が、東京の山種美術館の竹内栖鳳の『班猫』のことをコメントに書いて下さいました。
そんなこともあって、次回、東京へ行くときには、行ってみたいなぁと思っていたところ、ちょうど、『没後70年 竹内栖鳳 -京都画壇の画家たち- 』という展覧会をやっていたので、山種美術館に行ってきました。

山種美術館

普通のビルのような感じで、これはすいてるかな~と思いましたが、美術館内は、結構人が入っていてびっくり。東京は、やはり京都とは違いますね、どこも人が多い。

山種美術館 竹内栖鳳

ビルの地下が美術館になっていますが、入ると、いきなり班猫が。
青い目の美しい猫! 毛並が…、思わず手を伸ばして触ってみたい衝動にかられます。
みとれてしまいました。今まで、写真では、いろんなところで見てきたけど、実物の絵は、全然違いますね。

竹内栖鳳らしい作品のほか、意外と斬新な作品もあり、こういうものも描く人だったのね…など、楽しく見ました。

上野のような大きな企画展がある美術館もいいですが、地元のこのサイズの美術館、私は大好きです。

山種美術館 カフェ 和菓子
一階のカフェでは、この展覧会にちなんだ特性和菓子がいただけるようです。
このお菓子のポスターを見て思い出しました。
和菓子にも、東西の違いがあり、東京の和菓子は写実的な傾向にあり、京都の和菓子はあまり直接的な表現はしないと聞いたことがあります。
なるほど、そうかもしれませんね。
時間がなかったので、いただけなくて残念でした。

(今、気づきましたが、メニューを見ると、コーヒーが「京都・スマート珈琲」になってます。懐かし~。昔、職場が近かった時期に、お昼休みによく行った喫茶店です。コーヒー回数券も持ってたわぁ。京都では有名なお店です。久しぶりに行きたくなった~。)

             

さて、こうして行ったり来たりの私の東京への旅、
"Pollini Perspectives"も終わってしまいました。
ポリーニが登場する最終日、ベートーヴェン32番のソナタの素晴らしかったこと。
聴衆も一体となり、はるか彼方の高みへ、浄化へ…
言葉では表現できません。稀有の体験でした。

ポリーニの弾く日は全てNHKのカメラが入ってました。
初日に尋ねたら、「すべて収録するが、どの日のどの曲を放送するかは未定」、とおっしゃってましたが、最後の日に尋ねると、「今日の演奏を放送することになった。」と言ってました。
あの凄さが放送でどれほど伝わるものか…、とは思うけど、12月の放送、楽しみです。
4時間枠の番組らしいので、他にも現代曲など聴けるでしょう。シュトックハウゼンが素晴らしかったので、これも是非やってほしい。できたらハンマークラヴィーアも。

盛り沢山だった東京ツアーは、幼馴染との集まりも最高に楽しく、本当に夢のような日々でした。
今日から、現実に戻らなくてはね!!!

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2012/11/11(Sun)

メトロポリタン美術館展 大地、海、空 ━4000年の美への旅

先日、コンサート前のわずかな時間を利用して、上野へ行きました。何年ぶりでしょう。東京文化会館、懐かし~!上野動物園も。

美術館は、ツタンカーメン展がものすごい行列で、とても時間内に入館できそうもなかったので、東京都美術館の『メトロポリタン美術館展 大地、海、空-4000年の美への旅』を見てきました。

メトロポリタン美術館展

東京都美術館

ゴッホ 糸杉
ゴッホ「糸杉」

力強いタッチで描かれたゴッホの「糸杉」は、分厚く塗られた絵具が立体的ですごい迫力
ちらしやポスターにも使われていますが、平面的なそれらとは印象も違い、のどかな風景にも、何か激しいものが感じられます。
背景の空も(三日月が出てる)草も、めらめら~! 寄り添う二本の糸杉に向けて、めらめら~。
じっと見てると、この二本の糸杉が意味ありげに見えてきました。
背の高い一本はゴッホで、低い方はゴッホの絶対的に大切な誰か?
この時期のゴッホにとって、大切な人とは?

帰宅して調べてみました。やはり、そんな説もあるようです。
一本はゴッホ、もう一本は弟を表しているとありました。
なるほど!女性ではなく、ゴッホを支え続けた弟さんでした。

             

あまり時間がなかったので、急ぎ足でせかせか見ましたが、レンブラント、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌなど、いろいろ出てました。ゴッホはもう一点あり。

それから、印象的だったのは、杉本博司さんの「ボーデン湖、ウットヴィル」。
静かな美しさにに一目でとらえられてしまいました。

ポンポンの「シロクマ」もかわいかった。

この美術展は、東京都美術館で来年1月4日まで。


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2012/10/05(Fri)

フェルメール 真珠の耳飾りの少女

この女の子に会いに、神戸まで行ってきました。
真珠の耳飾の少女

神戸市立博物館3 神戸市立博物館  マウリッツハイス

9月29日から、神戸市立博物館で始まった マウリッツハイス美術館展です。
17世紀オランダ・フランドル絵画は、個人的には余り興味はないのですが、やはりフェルメールは別です。「真珠の耳飾の少女」はずっと見たかった。(ラピスラズリの青がとても好きな私は、いつも「青いターバンの少女」と言ってしまうのですが)

フェルメール 真珠の耳飾の少女

お目当ての「真珠の耳飾の少女」が展示されている部屋は、一点展示。
少女だけの展示ですが、既に混んでました。

絵の間近正面で鑑賞したい人は、左側に、きちんと並べるよう紐がはられ、並ばない人は右側で自由に見られるようになっています。
並ばなくても、正面から見ることもできますが、並んで観てる人(一列目の人)の後ろからになります。
はじめは、それでもいいか、と思いましたが、この絵は意外と小さいんですよね…そこからでは、目の悪い私は細かい部分がよく見えません。
魅惑的な大きな目、つややかな謎めいた唇、光を反射する真珠の耳飾りなど、今まで、いろんなところで目にしてきたものは大写しだったのね…、仕方ないので、並びました。
でも、結局、絵の前で立ち止まってゆっくりは見られませんでした。
ゆっくりされてる人には、係員が、流れてください、と注意されていましたので。
始まったところの平日午前中で、この混み具合では、休日や開期終わり頃にはどうなるのでしょう...(でも、この日も入館は待ち時間なし。混んでたのは真珠の少女の部屋のみ。)

というわけで、細かい所をじっくり見ることはできなかったけど、光のさし方もコントラストも、少女の全てがみずみずしく、謎めいて魅惑的でした。

フェルメールの作品は、もう一点、神話を題材にした初期のものが出ています。
フェルメール  ディアナとニンフたち
「ディアナとニンフ」

他には、レンブラント、ルーベンス、ハルスなども。

ルーベンス 聖母被昇天 下絵
ルーベンス 「聖母被昇天(下絵)」
大聖堂の祭壇画の下絵ですが、色合いといい、テーマといい、イタリアを思い出して、ちょっとときめく

この展覧会は、神戸市立博物館で、来年2013年1月6日まで開催されます。
入館の待ち時間などは、公式サイトで確認できます。
 
             

さて、展覧会のあとは、
展覧会に一緒に行った神戸の友達が、ランチに、ホテルオークラ神戸のレストラン、エメラルドを予約してくれました。
ここでは、今、「~フェルメールの食卓~」と名づけられたランチがいただけます。
前菜だけご紹介。

オークラ フェルメールランチ 前菜
ニシンのマリネ
フェルメールらしく青と黄色がアクセントに。
ニシンは、古くからオランダでよく食べられてきた魚なので、きっとフェルメールに因んで選ばれたのでしょう。
メインも、デザートもとても美味しかったです。

楽しかったけど、やっぱり神戸まで往復はきついわ~。
若い頃はもっと近いと思ってましたが…


神戸市立博物館
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/main.html

マウリッツハイス美術館展 公式サイト
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
(ここで混雑状況がわかります)

ホテルオークラ神戸 レストラン エメラルド
http://www.kobe.hotelokura.co.jp/restaurants/emerald/?area=.ac_area00&#titler


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2012/09/06(Thu)

世界遺産 ヴェネツィア展-魅惑の芸術 千年の都-

京都文化博物館で、「世界遺産 ヴェネツィア展-魅惑の芸術 千年の都-」が開催されています。

ヴェネツィア展 京都文化博物館

是非見たい!というほどでもなかったのですが、せっかくだし「イタリア好き」としては行くべきかなぁ程度ののりで出かけました。

ヴェネツィアの美術館と教会は、昔、かなり一生懸命見てまわりました。
もう歩いて、歩いて、歩いて…
なのに、見るつもりだった有名なコッレール美術館は、行けなかったんです。
そのコッレール美術館所蔵の作品が、今回の展覧会に、いろいろ来ています。
ということは知ってたものの、あの赤いベレー帽のおじさんが来てるとは、知らなかった!会場で、遠くにこのおじさんを見つけたときには、ほんと驚いた!

赤いベレー帽を被る貴族の男
『赤いベレー帽を被る貴族の男』

昔は、コッレール美術館というと、必ずというほど見かけたこのおじさん、
その頃は、確かカルパッチョ作とされてたと思うのですが、「フェッラーラないしはボローニャの画家の作」となっています。
何故でしょう?
研究が進んで、カルパッチョの作品ではない、ということになったのでしょうか?
今回のチラシにもHPにも載ってません。ずいぶんマイナーになってしまったのねぇ。
長年、な~んか気になる絵だったし、まさか、おじさんの方から京都にやって来てくれるとは思ってなかったので、絵の前に立った時、喜びを熱く伝えましたが、当然ながら、おじさんはいつものあの顔でした。(笑った顔も思い浮かべられるけど

それから、興味深く見たのは、衣装や日用品などのコーナー。
塩野七生さんの『海の都の物語』、『聖マルコ殺人事件』のシリーズなど、ヴェネツィア共和国に関する話は、今までにいろいろ読んだので(塩野七生の大ファン!)、おなじみの衣装や帽子などの本物を間近で見てると、あの世界にタイムスリップしたような、少々不思議な気分になりました。

ヴェネツィア派の中では好きな画家であるジェンティーレとジョヴァンニのベッリーニ兄弟の作品も、それぞれ一点づつ出てました。
迷いましたが、行って良かったです。楽しみました。

この展覧会は、京都文化博物館で9月23日まで。
京都の後は、広島県立美術館に巡回します。


京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp/index.html

ヴェネツィア展 公式サイト
http://www.go-venezia.com/

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2012/08/31(Fri)

『京の画塾細見』 節電キャンペーンで只今無料

京の画塾細見
現在、京都市美術館では、『京都市美術館コレクション展 第2期 京の画塾細見』が開催されています。
近代の京都美術界を支えた画塾の歴史を回顧する展覧会です。

そして、入口には、こんな看板も。
京の画塾細見 節電キャンペーン in KYOTO

なんとありがたいことでしょう。この催し、9月7日日までは無料で見られます。
(展覧会は11月25日まで)

竹内栖鳳、上村松園、松篁、菊池契月、堂本印象、小野竹喬、土田麦僊などなど、いろんな方のものが出てました。
日本画は、質感も涼しげで、こういう暑いときにぴったり。
テーマはあまり気にせず、一つ一つの作品を楽しんできました。

ポスターになってる絵は、丹羽阿樹子の「遠矢」という作品ですが、「彼女の矢はなにをねらっているのか想像しよう」という小さなコーナーがありました。
みなさんが貼られた答えをみると、
鳥、空、太陽、月、夢、未来、自由、希望、虹、愛する人の心、などと書かれてます。
ヒールのあるおしゃれな靴を履き、きれいな花柄の服に、美しい色の手袋(弓懸というんでしょうか?)をつけた彼女は、何を狙ってるのでしょう?
草叢には、春の花が咲き、モンシロチョウとモンキチョウが飛んでいます。
何か春の儀式と関係あるのでしょうか。
あるいは象徴的な意味合いで?それとも具象的な物?
この画家も作品も私は知らないので、この絵の背景に(どういう状況を描いたのか)、興味がわきました。

会場はすいてるし(さびしくない程度に)、涼しいし、しばし心地よい時を過ごさせていただきました。
こういう催し、暑いとき以外も企画してほしいです。


京都市美術館
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma

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2012/05/05(Sat)

石川県九谷焼美術館 

今年のGWは、足のこともあるし、近場の山代温泉に行って来ました。

山代温泉は、今まで何度も行ってるので、「魯山人寓居跡いろは草庵」も既に見てるし、他に特に見たいとこもないような…だったのですが、そのまま帰るにはもったいないほど天気が良く(GW前半に行ったので)、旅館で集めたパンフを見て、石川県九谷焼美術館に寄ってみることにしました。

着くなり、これは私の好きな美術館!と、ぴん!ときました、うきうき~
九谷焼美術館公園1
新緑の美しい広~い公園(古九谷の杜親水公園)と一体になった美術館です。

石川県九谷焼美術館

九谷焼美術館公園2
お弁当もってピクニックにも良さそう

九谷焼美術館公園4
公園には、こんな形の樋のようなものが沢山あり、水の流れが立体的にデザインされています。
この水のイメージは、美術館内の庭にも繋がってました。
九谷美術館公園4

九谷焼美術館公園3

石川県九谷焼美術館2
石川県九谷焼美術館
2階に、カフェとミュージアムショップもあります。
石川県九谷焼美術館3

ちょうど出てこられたご家族が、「誰の建築や?」「これは〝誰か〟やで~。誰が建てたんやろ?」とテンション高く話しておられたので、ますます期待高まる!

石川県九谷焼美術館4

常設展では、九谷焼の歴史などもわかりやすく紹介されていて、作品は、青手の間、色絵・五彩の間、赤絵・金襴の間、と3つの部屋に分類され展示されてます。
こうして見てみると、私が好きなのは青手だったのかな?青手古九谷、綺麗でした。
企画展は、『筒描と九谷焼 藍と五彩に込められた めでたき意匠』。

せっかく貴重な作品が展示されているのに、九谷焼に全く詳しくない私は、作品そのものより、美術館全体の雰囲気にとても魅了されてしまいました。

九谷焼美術館 中庭 水琴窟
中庭。本物は写真よりずっと素敵。水琴窟があります。

九谷焼美術館 椅子

たぶん、行った日も良かったのでしょう。
光と風が素晴らしい!
館内にも小さな庭がいくつかあり、座ってひとやすみしてると、風がふわ~と頬をなで、光がやわらかく差し込みます。
とても優しい感覚。きっと設計されたのは女性だなぁ、と思いました。


九谷焼美術館 庭 軒九谷美術館の入口



九谷焼美術館 北庭

九谷焼美術館 庭2


帰宅してから調べてみると、やはり女性建築家でした。
公園も含めた美術館の設計は、丹下健三門下の富田玲子氏、とありました。
しかも、風や光のことも書かれていて、ちょっとびっくりしてしまったのですが。

九谷焼は、以前は余り好きでなかったので、全くノーマークでしたが、のんびり一日過ごしてみたい素敵な美術館でした。


石川県九谷焼美術館
石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
 Tel 0761-72-7466
http://www.kutani-mus.jp


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2012/01/25(Wed)

海老蔵の『雷神不動北山櫻』

寒い時ですが(冬は苦手なもので)、歌舞伎を見に大阪まで行ってきました。

大阪松竹
大阪松竹座

大阪松竹2

演目は、海老蔵が五役を演じる『雷神不動北山櫻』
雷神不動北山櫻 海老蔵 ポスター
(↑ポスターの写真、上が欠けてしまってタイトルの「雷」抜けてるけど

いやぁ~、楽しかったです!
サービス満点といった舞台でした。

今回、一緒に行った友達がとってくれた席が、なんと一列目真ん中あたりだったので、刀でも飛んできそうな迫力!
見得はかっこいいし、安倍清行、粂寺弾正、鳴神上人の好色ぶりもかわいい~。
途中、海老蔵が客席におり、私達の前を歩く場面があったので、目の前でまじまじと見てしまいました。
何年か前、二列目で海老蔵の富樫を見た時も、あまりの美しさに目が眩みましたが、ほんとこの方、舞台に立つとすごいオーラがありますね~。

最後の宙に浮く場面は、いったいどういう仕掛けだったのか?
これだけ前なら何か見えるだろうと思ってましたが、不思議なことに、目をこらして見ても全くわかりませんでした。

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2011/12/22(Thu)

南座 顔見世

2011南座 顔見世

南座の顔見世、今年は夜の部に行ってきました。
昼の部に行こうと思ってたのですが、狙ってたあたりの席が取れず、歌舞伎通の友人が、夜の部で良い席とってくれました!ありがとうございま~す!

演目は、石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」の『楼門五三桐』で華やかに始まり、『実盛物語』 『元禄忠臣蔵 仙石屋敷』 『喜撰』 『らくだ』の5つ。
かなり長時間の観劇ですが(4時15分から始まり、終わったのは9時50分でした)、それぞれ趣の違う演目なので、見やすく楽しめました。


今年は、大改修から20周年を迎え、緞帳が新しくなりました。
デザイン監修は上村淳之さん、制作は川島織物。
南座新緞帳
新緞帳「赤地草花連紋(あかじそうかれんもん)」

幕間のお弁当は、
美濃吉お弁当
高島屋で購入した美濃吉のお弁当です。

長いので、いつもどこかでちょこっと居眠りしてしまうのですが 顔見世の雰囲気、やっぱりいいです。


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2011/12/02(Fri)

京の小袖 デザインにみる日本のエレガンス展

京都文化博物館で、松坂屋、丸紅、千総のコレクションなどを集めた「京の小袖 ~デザインにみる日本のエレガンス~ 」を見てきました。

京の小袖展 ちらし1
このチラシもかわいいですよ。小袖が開きます。
                       
京の小袖展 ちらし2

京の小袖展 ちらし3

桃山時代から江戸時代末期まで、時代時代の特色を明らかにさせながら、順に展示されています。

たっぷりした刺繍の桃山時代→重厚な地色に細かい文様の江戸時代 慶長期→文様が肩から流れるように大きく弧を描く寛文期→豪華な総文様、友禅誕生の元禄期→落ち着いた地色で粋への予感を感じさせる享保・元文期→散らし文様の宝暦期→粋な文化・文政期。

なるほど、このように変化していったのね~。
一点一点の説明文は大変長く、全部は読めなかったけど(暗い中、目が疲れて頭痛くなるー!)、一緒に行った友達が着物大好き!な人だったので、教えてもらったりして興味深く見ました。

京の小袖展 ポスター
重文の「束熨斗文様振袖」はポスターに。
ポスターで見てもとても綺麗ですが、実物は写真どころではありません。はるかにはるかに豪華であでやかで、細かい部分も美しかったです。迫力ありました。


きものいいですよね~。
実は私の実家は呉服に大変深い関りがあるんですが、私はずーっと着物には興味ありませんでした。若い頃の振袖だって、浮き浮きというより渋々着たような…。
それが、この歳になってようやく、着物の美しさに目覚めてきました。小物もいい!
親しい友人達が、自分で上手に着物を着てお出かけを楽しんでるのも羨ましく、遅ればせながら、今、着付けを習ってます。これがなかなか難しくて。
今月は、顔見世に行くので、そんな時に着れたら素敵~!
とは思いますが、顔見世は長いですからね、やっぱり楽な洋服でしょう。
まぁ、目指せ、来年の顔見世!といったところです。


「京の小袖 ~デザインにみる日本のエレガンス~ 」展は、12月11日まで。
今回も、またまた日本の職人さんのすごさに驚かされました。


京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kosode.html


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2011/11/15(Tue)

高橋徳 今村妙子組紐展

以前、挿友禅の体験コースでお世話になった高橋徳のギャラリーで、『今村妙子組紐展 「絹のかがやき」 ー心を結ぶー』を見てきました。
(ちなみに、体験コースの重陽の節句はこんなでした。)

高橋徳 組紐
高橋徳

高橋徳 ショップYDS
高橋徳のショップYDS。こちらも素敵。 
のれんをくぐると、なんか空気が違うんですよね。お店もギャラリーも工房も、「美」がそこはかとなく漂ってる高橋徳さん。

高橋徳 組紐012
(↑私が取り込んだこの写真、色悪いです。高橋徳のHPのこの写真を見て下さい。)
高橋徳のブログでこの写真を見て、一目ぼれしました。
絹の光沢、組まれた模様、淡いけど深い色合い、な~んて美しい!

高橋徳 組紐展1

高橋徳 組紐展2

高橋徳 組紐展3

草木染の色が大変美しく、組み方も複雑でさまざま。
一人の方が、このように幾種もの組み方をされるのは珍しいそう。
作品名もこれまた素敵。

作品の写真を撮ってもいいですよ、アップでもいいですよ、とおっしゃって下さいましたが、こんなコンパクトデジカメで撮るのは、あまりに申し訳ない。色だって随分違う。
今日は、上手く言葉で表現できないなぁ、ほ~んとに綺麗でした。


高橋徳 組紐4
会期中、今村先生がおられる日は、こちらで組紐体験ができるそうです。
全く几帳面でない私には、ちょ~っと無理?と思いましたが、たまたま都合の良い日に空きがあったので、予約してしまいました。
後日、再びお邪魔して、組紐体験してきます!


高橋徳
京都市中京区新町通二条上ル
  tel 075-211-1664

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2011/10/08(Sat)

ワシントン ナショナル ギャラリー展

美術館の話が続きますが、昨日は、京都市美術館で 「ワシントン ナショナル ギャラリー展  印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」を見てきました。

京都市美術館2011.10

京都市美術館では、現在、ワシントン ナショナル ギャラリー展とフェルメールからのラブレター展の両方が見られます。
京都では、こういうこと珍しいですね。

京都市美術館 ワシントン

京都市美術館 フェルメール

フェルメール展の方は、入るのにずいぶん並んでましたが(やっぱり始まった頃の、すいてる時期に行って良かった~ その時の話はこちら)、ワシントン ナショナル ギャラリー展は、並ばずに入れました。

京都市美術館 ワシントン ナショナルギャラリー ゴッホ

ワシントン ナショナル ギャラリーは、所蔵品約12万点すべてが、一般市民による寄贈(美術品や美術品購入のための資金)で成り立っている美術館です。
今年、開館70周年をむかえ大規模改修が行われるため、印象派、ポスト印象派のコレクションが日本にやってきました。

マネ、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ロートレック、ゴーギャン、ゴッホ他、有名画家の作品がずら~り。

ワシントン ナショナル ギャラリー展 チラシ裏

ここまで揃うと、逆につまらない事も多いので、余り期待せずに行ったのですが、 今まで興味なかったマネにも興味がわいたし、他にも意外な発見が多く、とても楽しみました。

ナショナル ワシントン ギャラリー展 チラシ ゴッホ 京都
この展覧会のポスターやちらしになったゴッホの自画像。

ゴッホの作品は三点ありました。
穏やかで幸せな雰囲気が漂う「プロヴァンスの農園」、亡くなる年に描かれた「薔薇」、亡くなる前年に描かれた「自画像」。
ゴッホは悲劇的な死をとげますが、実は最後まで前向きに生きようとしていたらしい。
この眼光鋭く、痩せた「自画像」のゴッホが、前向きに生きようとしてたのか…と思うと、なんだかやるせない気持ちになります。隣の隣に飾られた幸せそうな「プロヴァンスの農園」などを見ると、なおさら。


ワシントン ナショナル ギャラリー展は、11月27日まで、京都市美術館で開催されてます。ちなみに、フェルメール展は10月16日まで。


京都市美術館
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/


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2011/10/05(Wed)

人間国宝 江里佐代子の伝言

好きなこと、何か気になることなどは、心の片隅に置いておくと、意外とアンテナが働いて、次々出会いがあるものです。

以前、截金(きりかね)師 江里佐代子さんの作品をTVで見て、あまりの美しさに「本物が見てみたい!」と思ってたら、先日の迎賓館参観で見ることができ、「もっと見てみたい」と思ったら、なんと!ちょうど今、展覧会をしてるではありませんか。

「人間国宝 江里佐代子の伝言 -康慧とともに創った荘厳の世界-」を見てきました。
江里佐代子の伝言 ポスター

中信美術館
中信美術館
こんな所に、こんなかわいい美術館があったんですね。
府庁のすぐ近くです。

江里佐代子の伝言

中信美術館4 中信美術館2

截金(きりかね)は、6世紀に仏教と共に中国から伝わった仏像や仏画を荘厳する装飾技法です。
13世紀に頂点を極めますが、その後、仏教美術の凋落、 筆を使う金泥技法の出現により、衰退し忘れ去られます。

江里佐代子さんの截金は、ご主人の康慧さんが制作される仏像に荘厳を施すことから始まりました。
そして、「この素晴らしい伝統の技法をなんとか現代の日本によみがえらせたい」という思いから、仏像だけではなく、茶道具、屏風、衝立などの工芸品や、壁面装飾などに截金の技法を用い、素晴らしい芸術品として、現代によみがえせました。

江里佐代子作品

展覧会では、古典的な美しさをたたえたものの他、ガラスと合わせたカラフルでモダンな作品、スクリーンや衝立なども展示されています。ご主人の仏像もあります。
どれも恐ろしく繊細で、息をのむような美しさです。
製作過程をみると、信じられないほど細かく丁寧な作業の連続。すごい。

いくつかの作品には、言葉が添えられていて、それがまた素敵でした。
先日見た、迎賓館の晩餐室舞台扉については、こんな風に書かれてました。

「扉が動き、截金にあたる光が反射して輝きゆれるたびに、まるで涼やかな音がきこえてくるようなデザインをしてみようと思いました。」

まさにそんな作品でした!涼やかな美しい音、聴こえてきましたよ。
自分で撮った写真を今見ても、聴こえてきます。
(迎賓館の写真は、ブログに掲載禁止なので載せられませんが。)

美しいカラーの図録冊子も下さいましたが、これを写真にとって良いものか…。
調べてみると、許可をとって載せておられる方がいらしたので、作品を見てみたい方は、割烹ふじ原のご主人のブログ、京の四季 名勝散策 写真集 を見て下さい。 本当に美しい写真を載せておられます。

この展覧会は、中信美術館で10月16日まで。
宣伝もほとんどしてないのに、多くの方が見えてました。
そして、びっくりすることに、入場無料です。


中信美術館
京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136-3
(京都府庁正門西約100メートル)
  Tel 075-417-2323
http://www.chushin-bijyutu.com/index.html


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2011/10/02(Sun)

パッパーノ指揮 ローマ・サンタ・チェチーリア管と京都コンサートホール

今日は、京都コンサートホールに パッパーノ指揮 ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団のコンサートを聴きに行きました。

パッパーノ サンタチェチーリア ポスター

若い頃は、秋ともなれば、ずいぶん多くのコンサートに出かけてましたが、年取ったせいか、この頃どーも面倒くさい。特に休日の演奏会は。
しかし、このコンサートはイタリアンだし、更に、パッパーノ&サンタ・チェチーリア菅のコンビとはポリーニも共演してるので聴きたくなりました。

「たぶん、あの人も来てるのでは?ホールで会えるかも」と思ってたご無沙汰の友人が事前に連絡をくれ、やはり行くとのこと。コンサート前にランチすることになりました。
イタリアがらみで知り合った友達なので、久しぶりのお喋りでかなりイタリア気分になったところでコンサートへ。

京都コンサートホール
京都コンサートホール。設計は、磯崎新です。

京都コンサートホール2

京都コンサートホール3
アプローチは、ワクワクウキウキ気分を高めてくれるものですが、これはちょっと長すぎます。ホール前の大通りからここまでですら、既にかなり長いのに…。
ぐるぐるまわって、やっとチケットもぎに到着しても、その後も長いですよ…。ブツブツ

京都コンサートホール5


プログラム前半は、ポピュラーなイタリアンオペラの序曲。
一曲目の『ウィリアム テル』で、既に会場はかなり熱狂。
三曲目の『運命の力』の頃には、私もすっかり出来上っていましたよ。この曲を聴くと、スカラを思い出すなぁ~。
後半の『シェエラザード』はちょっと知ってる人のソロも沢山あって、これまた楽しんでしまいました。
アンコールはイタリアン。

サンタ・チェチーリア管は、やはりイタリアの音です。
パッパーノも、ドラマティックで、推進力があって、イタリア~!でした。(曲のせいもあるけれど)
初めて聴いたパッパーノ、結構好きかもしれません。
以前ネットのラジオで聴いたポリーニとの共演も良いサポートでしたし。
とにかく、楽しかった~。イタリア満喫です。

何だか私、いつもと違うノリになってるかもしれません。
実際、イタリアンモードの私と、日常の私とは、ちょっと違うと思います。
言葉と文化、国民性の関係は密接ですね。たとえ外国人であっても!

ほ~んと楽しい一日でした。


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2011/06/29(Wed)

フェルメールからのラブレター展

フェルメールからのラブレター展

土曜日から、京都市美術館で、「フェルメールからのラブレター展 コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」 が始まりました。
フェルメールは熱狂的なファンも多いし、夏休みに入れば混むこと必至!
最近出かけすぎで、とっても疲れてるけど、すいてる時に見たい一心で行ってきました。

フェルメールラブレター展テント
入口には、こんなテントまで設置されてます。
でも、始まってわずか数日、平日の午前中ですから、並んでる人は一人もなく、すんなり入場。

しかし、中に入ると結構な人。
フェルメールの部屋は?と気になり、他の作品見るのも落ちつかず。
というわけで、とりあえず先にフェルメールを見てしまおう!と奥の部屋へ向かいました。

フェルメールラブレター 京都市美術館
今回、三点のフェルメールが展示されてます。これら
左から、『手紙を書く女』、修復後世界初公開となる『手紙を読む青衣の女』、『手紙を書く女と召使い』。
当時のオランダは、識字率が大変高く、手紙によるコミュニケーションが発達していたようです。

フェルメールですね~。
印象的な青と黄。
静かな室内、射し込む透明な光、手紙を読む女性、書く女性、それを待つ召使い。
そこには、いろんなストーリーがあるようですが、その空間はどこまでも静謐です。
フェルメールの絵は、やはり不思議な魅力があります。

一つの絵に数人という感じでゆっくり見れたので、満足して再び入口付近に戻り、今度は最初から順番に見ました。
再びフェルメールに戻った時は、先ほどより混んでました。

この時代のオランダ絵画をよく知らないのですが、日常生活を描いた風俗画も、オランダの格言や道徳的なメッセージが隠されているものも多いそうです。そんなことも知ってれば、さらに楽しめそうです。デ・ホーホがちょっと気になりました。

この展覧会は、京都市美術館で10月16日まで。
オランダの絵は涼しげですから、ひと時、京都のうだるような暑さを忘れさせてくれますよ。


京都市美術館
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/

フェルメールからのラブレター展公式サイト
http://vermeer-message.com/
↑混雑状況はこちらに載ってますので、ご参考に。

東京は、Bunkamuraザ・ミュージアムで2011年12月23日~2012年3月14日。
最近のニュースでは、どうも宮城県美術館でも開催が決定したようです。会期は、2011年10月27日(木)–12月12日(月)。




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2011/05/30(Mon)

パウル・クレー展のポスター当たった!

5月15日まで京都国立近代美術館で開催されてたクレー展のポスターが当たり、先日取りに行ってきました。
(『パウル・クレー おわらないアトリエ』を見に行った時の記事はこちら

パウル クレー おわらないアトリエ
これ、なかなか大きいんです。約72cm×50cm

実は…
開催中、初めて町中でこのポスターを見たとき、「なんて地味!」と思ってしまった
だって、色なさ過ぎでしょ。ポスターなんだし、もっと色の綺麗な作品を使ったらよいのに…と。
でも、不思議なもんで、何度も見かけるうちに、感じ方も変わってきました。

ポスターに使われてる絵は、『綱渡り師』という油彩転写の作品で、これはとても好き。
この類のクレーの絵を見ると、私はしばしば、ポリーニの伯父さんでもあるイタリアの彫刻家ファウスト・メロッティの作品を思い出します。
私には、クレーとメロッティには、なんらかの共通点があり、「同じ世界の人」という感じがするのですが。

さて、このポスター、実は額縁屋さんに持っていって、絵だけ切りとって、マットを敷いてもらい、「クレーの絵の額」にしてしまおうかとも思ったのですが、せっかくの京都でのクレー展のポスターだし、このままにすることにしました。思い出にもなるし。

そして、このポスターを見ながら思い出したのは…
昔、祇園の何必館 京都現代美術館で開かれたクレー展。
これはとても素敵な展覧会でした。
あれで、私はクレーを好きになったんだと思います。

何必館でのクレー展というと、続いて必ず思い出すのが、展覧会開催にかかわられた土肥先生。
あの時は、土肥先生に招待券をいただき、見に行きました。
もうずっと前に亡くなられてしまいましたが、クレーというと、必ずこの先生を思い出します。人間的にも本当に素晴らしい立派なお方でした。

あの時、先生は図録に文章を書かれたようだし、NHKの日曜美術館にも出られたのに、何故か、私はどちらも見逃した。
先生がクレーをどのように感じ、どんな話をされたのか…。 今さらながら、残念に思います。
これを機に、先生の本を読んでみよう。

(あのぉ~、勘違いのないよう一応書いときますが、お分かりとは思いますが、私は残念ながら京大の出身ではありませんよ~

ポスターの額は、今はまだ、二階上がったところの壁に立てかけて置いてあります。
通るたびに眺めてると、またさらに気に入ってきました。
『E. 附近の風景(バイエルンにて)』のポスターと選べたのですが、『綱渡り師』にしてよかった。当たって嬉し~!


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2011/05/07(Sat)

金沢21世紀美術館

できた時からずっと行きたかった金沢21世紀美術館!ようやく行ってきました。

金沢21世紀美術館

GWとはいえ、ほんとすっごい人でびっくりでした。
現代美術で、これほどの人が集まるって、普通ありえない!

でも、入って納得です。だって、楽しいんだもん。
地元の人も、旅行者も、小さな子供も、家族連れも、カップルも、皆が楽しめる場所、まさに「人が集まる場所」になっていました。
普通の美術館とは、コンセプトも作りもちょっと違いますね。

行った日は、有料無料、いくつもの展覧会があり、恒久展示の作品は、中だけでなく外にも。長時間滞在して、ぐるぐる周りましたが(中は結構複雑。でも自然光が気持ちよい美術館です)、それでも見逃しものがあるかもしれません。

写真撮影OKなものも、いくつかあったので、見て下さい。

『カラー・アクティヴィティ・ハウス』
21世紀美術館 カラーアクティヴィティハウス
外にある作品。子供達が走り回ってました。渦巻きを進むと色の重なりが変わり、景色も違って見えます。光の加減でも変化が楽しめます。


『アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3』
21世紀美術館ラッパ2

21世紀美術館ラッパ
始め、てっきりアートした灰皿かと思ってしまいました。
このラッパは、美術館を取りまく庭のあちこちにニョキニョキあって、ペアになったもの同士だと声が聞こえるんです。
そのペアがどこにあるかはわからない。
私も、試しに「こんにちは~」と言ってみたら、どこからか、おじさんの声で「こんにちは~」とお返事が!
このアナログ感がいい!地中から響いてくる声は、不思議な感じです。どこから、どのように来たのか…ちょっとわくわくしました。
子供も大人も顔をつっこんでる様も、見てて可笑しいです。


『スイミング・プール』
21世紀美術館 プール
上から見ると、水の中に人が閉じ込められているようですが、透明のガラスの上に約10センチほど水が張られているだけ。内部に入って、閉じ込められた人にもなれます。


『雲を測る男』 屋根の上にあります。
雲を測る男 雲を測る男2


『ラッピング』
ラッピング
 子供が楽しげに遊んでました。おばさんではありますが、ちょっと入ってみました。


『MADE IN JAPANの置時計 1960年代を中心に』
21世紀美術館 時計
こんな時計、昔あった、というようなものが並んでました。ちょっと懐かしい。


『ピーター・マクドナルド: 訪問者 』この展覧会は何故か写真撮影可でした。
21世紀美術館 マクドナルド
この小さな絵の中に、マチスのアトリエ発見。小さくてかわいい~!絵の中にうちでも飾ってるブルーヌードがちっちゃくちっちゃく描かれてたので気づきました。車椅子、鳥かご、鋏、色紙…マチスですね。どれか見えますか?


『イェッペ・ハイン 360°』
イエッペ ハイン 360℃
これは写真禁止の有料展覧会。
体験できる作品もあり、面白かったです。
『見えない迷宮』はしつこくやってしまいました。
変な動きをしてる人達を外から見てると、それ自体もアートのよう。

他にも面白いものがいろいろあったけど…

美術館って、結構疲れますよね。そんな時は、館内あちこちに置かれた椅子で休憩するのもおすすめです。
なんせ、これらも有名なデザインチェアですから。お尻や背中も楽しめますよ。

スタルク ラ マリー
スタルクの ラ・マリー
あの通称うXこビル(東京のアサヒビールのビル)を設計した人ですね。

SANAA ラビットチェア
ここの美術館を設計したSANAA(妹島和世と西沢立衛の建築家ユニット)の椅子
   

21世紀美術館 友禅 マイケルリン

マイケル リン SANAA
壁はマイケル・リンの作品。ロッキングチェアはSANAAとリンとのコラボ

アートライブラリー スワンチェア
アートライブラリーは、カラフルなスワンが点在。
赤、青、黄、パープル、グレー…などなど。

21世紀美術館 車椅子4 21世紀美術館 車椅子3
車椅子もこんな!

アントは三本脚も四本脚もあったし、他にも素敵な椅子がいろいろありました。


ラ フォル ジュルネも(コンサートはここでもあったようです)、ここも面白かった!
金沢の文化、芸術に対する取り組み、素晴らしいです。そのパワーと勢いに驚かされました。


金沢21世紀美術館
金沢市広坂1ー2ー1
 Tel 076-220-2800
http://www.kanazawa21.jp/index.php


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2011/05/06(Fri)

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011

毎年GWはどこか旅に出かけてましたが、今年は震災のこともあり、ぎりぎりになって、近場の温泉でも行くか~ということになりまして。
一泊というのもさびしいので、足を伸ばして、金沢まで行ってきました。
金沢駅
↑JR金沢駅前

金沢21世紀美術館に一度行ってみたかったんです。
金沢は、たぶん2度行ったことがありますが、その頃、この美術館はなかったので。

それから、どうせ、金沢に行くなら、もう一つ!
オーケストラ・アンサンブル金沢が聴きたい。
事前に公演予定を調べたら…
ひぇ~!!!金沢のクラシック音楽、すごいことになってました。

GW中に、クラシック音楽の大祭典、ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011というイベントが開かれていました。
僅か数日に、100以上ものクラシック コンサートがあるんですよ!

その中に、もちろん、アンサンブル金沢もあったので、やったぁ!と思いましたが、その時点では、この音楽祭にも、他のコンサートにも特別な興味ありませんでした。
しかし!
行ってみると、すっかり関心して、楽しんでしまいました。

ラフォルジュルネ金沢2011

さて、このラ・フォル・ジュルネ、一体どういうものかというと
フランスのナントという町で誕生したクラシック音楽祭で、2005年に東京に上陸、その後、2008年に金沢、2010年に新潟、びわ湖と拡がりました。

普通のクラシック音楽祭とちょっと違うのは、
1公演が45分ぐらいの短さで、低料金。
いくつかの会場で併行して開かれるコンサートと、町のあちこちで開かれる無料コンサートを合わせると、ものすごい公演数に。
だから、歩いてると音楽に出くわし、結果、ハシゴしてしまう。
まさに名前の通り、情熱的でクレージーな町をあげての音楽のお祭りです。

金沢では、上陸以来毎年開かれ、今年で四回目だそうです。
今年のテーマはシューベルト。

石川県立音楽堂あたり
いたる所に、このポスターとチラシが後ろに見えるのが石川県立音楽堂。

主に、4つの会場で朝から晩まで開かれるコンサートの他、例えば、JR金沢駅周辺では、音楽堂前、駅、地下、ホテルのロビーなどで無料コンサートもたくさん催され、いつもどこかで何かやってる、といった感じ。
震災のチャリティコンサート、池辺晋一郎さん、三枝成影さん、青島広志さんなど、TVでもお馴染みの方のトーク付きコンサート、キッズプログラムなど、クラシックファンも、普段クラシックなんて聴かない人も、老若男女楽しめるつくりになってるんです。

ブラス
音楽堂前で開かれていた無料のコンサート。すごい盛り上がりでした。

とにかくパワーを感じました。
どこも多くの人が集まってて、楽しげでノリノリ。←半端じゃなくのってました。
東京以外の町で、クラシックで、これほどの人を集めることができるとは驚きました。

福島の原発事故で、来日公演をキャンセルした音楽家も多かった中、この音楽祭には海外からも多くの音楽家の方々が参加されてました。ありがたいことです。

そうそう、オーケストラ・アンサンブル金沢、評判通り魅力的なオケでした。
ビロードのような、熟成したワインのような、深みのある柔らかな弦の響き、ヨーロッパのオケのようでした。県立音楽堂コンサートホールの音響も良かったです。


21世紀美術館でも、すっごく楽しみましたが、長くなったので次回にします。


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2011/04/15(Fri)

パウル・クレー展 おわらないアトリエ

パウル・クレー展を見に京都国立近代美術館に行ってきました。
クレーは、最も好きな画家の一人!!! うきうき気分で見てまいりました。

クレー展看板 カイルアン 門の前で
看板の絵は、「カイルアン、門の前で」

クレー展ポスター
ポスター 左が「綱渡り師」、右が「E. 附近の風景(バイエルンにて)」

今回の展覧会のタイトルは 『パウル・クレー おわらないアトリエ』。
このタイトルを見ただけでは、どういう展覧会かよくわかりませんが、英語タイトルを見ればすぐわかります。そのまま!
"PAUL KLEE: Art in the Making 1883-1940" 。
製作過程に焦点をあてた展覧会で、今まで見たクレー展とは、また違ったものでした。

クレー展ちらし
チラシ 

約170点の作品が展示されています。
はじめにいくつかの作品が並んだあと、↓このように分類されています。

現在/進行形 - アトリエの中の作品たち
プロセス1 写して/塗って/写して - 油彩転写の作品
プロセス2 切って/回して/貼って - 切断・再構成の作品
プロセス3 切って/分けて/貼って - 切断・分断の作品
プロセス4 おもて/うら/おもて - 両面作品
過去/進行形 - ”特別クラス”の作品たち
(ベルンのアトリエを再現したものもありました。)

一番興味深かったのは、プロセス1の油彩転写。
な~るほど、そうだったのかぁ~! でした。
今まで見た、ここに属するクレーの作品、私は結構好きなものが多いのですが、このリトグラフぽい不思議な線は、どうやってるの?何で描いてるの?とな~んとなくいつも思ってました。
油彩転写という技法は、クレーが独自に生み出した方法だそうで、やり方は会場で映像が流れてますが、こちらでも見れます。興味のある方はどうぞ。
開いたページの左下の製作過程をクリックすれば始まります。

この映像を見ると、やり方自体は簡単そうに見えるけど、どうだろう。彩色すると綺麗だし。
やってみたくなってきました!姪っ子と一緒に遊びでやってみようかな~。
クレーの絵を見てると、水彩絵の具でも、結構いろんなことができるんだなぁと思います。

クレー展看板 バルトロ
入口の看板 「バルトロ:復讐だ、おお!」

それから、ちょっと面白かったのが、会場のつくり。
普通は、壁に沿って作品が並び、ところどころ展示パネルで仕切られているという感じですよね。
今回は、やや小さめの展示パネルが斜めにいくつも並べられています。
プロセスごとに色を変えて番号が書いてあり、その順序で見ていくのですが、これが、ちょっと迷路のよう。
あちこちで係りの人に順路を尋ねてる人を見かけました。
順路が少々わかりにくいですが、これらの作品が普通に並んでたら…と想像すると、やはり、このちまちました展示の方がクレーらしく思えます。
ただ、混んでくるとちょっと大変かも…。
私が行った時は、一つのパネルに1人~3人というちょうど良い感じだったのですが。

面白いといえば、いつも思うけど、クレーの作品名のつけ方、面白いですね、うまいです!笑えます。

クレー展看板 カイルアンの眺め
「カイルアンの眺め」

この展覧会は 京都国立近代美術館で5月15日まで。
その後、5月31日~7月31日まで、東京国立近代美術館に巡回します。


京都国立近代美術館
http://www.momak.go.jp/
パウル・クレー展―おわらないアトリエ 公式サイト
http://klee.exhn.jp/index.html

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2011/01/24(Mon)

小泉淳作展 京都高島屋

京都高島屋で開かれている『小泉淳作展』を見てきました。
小泉淳作さんは、昨年、東大寺本坊の40面の襖絵を完成されました。
そのお披露目の展覧会です。

小泉淳作展

最終日だったせいか、混んでました。
ちらしも、もう一枚も残ってなかったので、看板の写真を撮りました。
フラッシュが反射してしますが。

襖絵の他に、代表作の山水画、静物画なども展示されています。
蕪、筍、三宝柑などの独特な静物画も興味深く見ましたが、やはりメインは襖絵です。

襖絵以前の作品は、全体にとても地味な色合いですが、襖絵はうってかわって華やかでした。

『蓮池』、綺麗でした。私は蓮大好きです。
東大寺では、この襖絵のある部屋の前は、本当の蓮池だそうですから、ぐるり蓮に囲まれ、さぞや美しいことでしょう。

桜の展示室に入ると、華やか~。
寒いこの時期ですから、尚いっそうあでやかに感じられます。

実は、小泉さん、今まで一度も桜の絵を描かなかったそうです。
誰が描いても桜の絵は同じようになってしまう、内容がないので面白くない、描きたくない、と思っていたそうです。

ところが、東大寺の根本教義である華厳経では、仏が悟りを開いた場所は美しい花々で彩られ、小さな花の一つ一つに世界の全てがあるとされています。
そこで、その世界観を表現するために、日本人が最も愛する花、桜を描く決意をしたそうです。

しかし、本当に細かいお仕事です。
『吉野の桜』、『しだれ桜』、『東大寺本坊の桜』とあるのですが、どれも花びら一つ一つ丁寧に描かれています。
襖の大きさが大きさですし、花びらはとっても小さいですから、見てるだけでも気が遠くなってしまいました。

ご自身も、このように語っておられます。

毎日、同じことの積み重ね、辛抱の連続、己を無にして仕事する以外ない。
この襖絵は誰の作品でもない。平成の一人の絵師の仕事だから、己の署名、押印は一切しない。
終わった時は85歳。肉体的にもすっかり弱ってしまった。
一仕事終え、あとは、今までと同じ、冬になれば蕪をみつめ、夏になれば茄子を見つめる生活に戻るだけ。

なんとも深いお言葉。
己に厳しく、信念を持ってとりくみ、年を重ねていった芸術家というのは凄い。
桜の襖絵を見ながら、ふと、ポリーニのことも思い出しました。


京都での『小泉淳作展』は残念ながら今日でおわりですが、大阪高島屋にも巡回します。大阪は、2月2日~14日まで。

4月5日~10日は、奈良 東大寺にて、東大寺本坊襖絵などの一般公開もあります。
http://www.todaiji.or.jp/


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2010/12/01(Wed)

カポディモンテ美術館展

ナポリの丘に建つ美術館、カポディモンテ美術館の展覧会に行ってきました。
タイトルは、『ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで』。
京都文化博物館です。

カポディモンテ美術館展ポスター

今回の美術展では、イタリアを代表する貴族、ファルネーゼ家が蒐集したルネサンスとバロックの作品と、ブルボン家が蒐集したナポリ・バロックの作品が主に展示されています。

やはり一番印象的だったのは、ポスターになったパルミジャニーノの『貴婦人の肖像(アンテア)』でした。(上の写真)
謎の美女は、貴婦人なのか、高級娼婦なのか、いろいろ言われますが、じ~っと見て…、私は高級娼婦だと思いました!皆さんはいかがですか?
パルミジャニーノはマニエリスムを代表する画家の一人です。

ティツィアーノの『マグダラのマリア』(チラシの写真の下中央)、エル・グレコ(チラシの写真の下左)、レーニ(チラシの写真の上)の作品なども出展されてます。
カポディモンテチラシ裏
チラシの写真

「イタリアのルネサンス・バロック美術」のコーナーでは、まず最初の絵が小さいながらマンテーニャだったので少々期待が高まったのですが…。
『芸術家列伝』でおなじみのヴァザーリの絵もありました。本の方があまりに有名で、彼の絵を見たのは初めてかもしれません。

ナポリ・バロックのコーナーでは、ジェンティレスキ(チラシの写真の下右)やジョルダーノなどが出てました。

ナポリに行った時に行きそびれた美術館だったので、京都で見られてありがたかったのですが、少々地味に思えました。←私はナポリバロックが余り好きでないのかもしれません。
でも、『アンテア』が見れて良かったです。

カポディモンテ美術館展は、京都文化博物館で12月5日まで。
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2010/10/22(Fri)

ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHT

国立新美術館へ行く前にミッドタウンに寄りました。
(国立新美術館とゴッホ展はこちら

ミッドタウン

オープンは2007年ですから、この間、何度か東京には行ってますが、いつもなんやかんや時間がなく、訪れるのは今回初めて。
ゆっくり見たいところですが、この日はゴッホ展と同じ日ですから、やはり時間がなく、またまた駆け足です。

とりあえず一番見たかった安藤忠雄さんの「21_21DESIGN SIGHT」へ。
11時開館なので中には入れませんが、外観だけ見てきました。

21_21design sight

安藤さんらしくもあるし、いつもの安藤さんより楽しさもあるかなぁ。

2121左から

屋根が折り紙のようですね。
まるで安藤さんが植えたかのような背景の杉並木は、裏の中学の校庭に植えられている木々でした。建物と調和して美しい風景に。

2121-3.jpg 2121-4.jpg

2121DS.jpg

2121b.jpg

21_21 DESIGN SIGHTは、イサム・ノグチ、安藤忠雄、三宅一生の3人の関わりから生まれたそうです。
面白そうな企画展をよくしているし、東京在住だったら、ふら~と出かけたい場です。
中も見てみたいし、またそのうち機会があれば、ゆっくり行きたいと思います。
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2010/10/20(Wed)

国立新美術館とゴッホ展

今日は京都の話題ではなく東京です。
ポリーニの来日公演が始まったので、これからしばらく、時々『ciao da 東京!』になるかもしれません。どうぞよろしく。

絶好調だったポリーニ、神がかってました。奇跡のようなコンサートに大興奮した翌日は、一度見てみたかった国立新美術館と、そこで開催中のゴッホ展を朝から駆け足で見てきました。

国立新美術館1

7.jpg 9.jpg

国立新美術館2

設計は黒川紀章さんでしたね。
すごい曲線、ガラスのカーテンウォールがうねってます。

国立新美術館7 国立新美術館中
とにかく時間がないので、建物見学をゆっくりする間もなく、「没後120年 ゴッホ展~こうして私はゴッホになった」へ。

ゴッホ展看板

開館時間を15分ほど過ぎた頃入りました。並ばずすんなり入ったわりには、中は人が多くて少々驚き。やっぱり東京は人が多い。
素描がかなり沢山ありましたがよく見えないし、時間もないし、ザザーーッと遠くから見て先へ進むと、アルル時代あたりから俄然人が減ってゆっくり見れました。
しかし、この展覧会のテーマを考えると、アルルコーナーより前の部分をしっかり見てここへ到達することに意味があるように思うけど、まぁ仕方ない。

ゴッホ展ポスター
ポスターにもなってる『アルルの寝室』は、実際に同じ部屋が作られていてかわいかったです。

こんな早見をした展覧会もめったにありません。時間を気にしながらバタバタ、おまけに東京暑くて、比喩的な意味だけでなく、汗!でした。

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2010/10/06(Wed)

モーリス・ユトリロ展

美術館「えき」KYOTOのモーリス・ユトリロ展です。
出展されている約90点の作品は、全て日本初公開だそうです。
ユトリロ展ポスター
町中で見かけたポスター

ユトリロというと、やはり白の時代を思い浮かべます。
孤独を白い漆喰に塗りこめたかのような緊張感あふれるパリの風景...。
しかし、その後に、こんな色彩豊かな時代があったんですね。
人物も多く登場します。お尻でっかちな滑稽な女性はユトリロの女性への偏見を反映してるとか...。
軽やかな時代です。

51歳で結婚すると 白の時代の作品が高値で売れることから、妻に、白の時代の作品を模写するよう強いられます。
きっと面白くない作業だったのでしょう、この時代の作品は白の時代の作品とは全然違います。見ていて気の毒になってしまいました。
母親の死後、ユトリロの関心は絵から信仰へ向かい、段々と絵への関心は薄れて行ったようです。

モンマニーの時代、白の時代、色彩の時代、晩年の時代と時系列に並んでいます。
順番に見ていくと変遷が明らかで、まるで壮絶なユトリロの人生をを垣間見たかのようでした。

モーリス・ユトリロ展は、美術館「えき」KYOTO(JR京都伊勢丹7階隣接)で10月17日まで開催されています。
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2010/09/23(Thu)

棟方志功展 祈りと旅

大丸ミュージアムKYOTOで開かれている棟方志功展を見てきました。

棟方志功 祈りと旅

作品は、古代神話や仏教を主題としたもの、ふくよかな女性、故郷青森、各地への旅、挿絵など、デパートでのものとは思えぬほど充実したものでした。

この展覧会のタイトルは「棟方志功 祈りと旅」。
棟方の作品からは、何か大いなるものへの礼賛、祈りといったものが、共通して感じられます。
そのひたむきな思いが、エネルギッシュに、強烈な個性で表現されています。
ねぶたのような色彩も独特だし、土くさいようでいてモダンだし、どことなくユーモラス.な感じもします。

棟方志功

好きな作品は、以前旅先でも見ましたが、「二菩薩釈迦十大弟子」、「弁財天妃の柵」、「門世の柵」。それから「風神の柵」も。

谷崎潤一郎の小説『鍵』の挿絵も、なかなかドラマティックで面白かったです。

「棟方志功 祈りと旅」は、大丸ミュージアムKYOTOで、9月27日まで。

その後、来年になりますが、静岡市美術館、香川県立ミュージアム、福岡県立美術館、棟方志功記念館・青森県立美術館(予定)を巡回するようです。
詳細はこちらを開いてから「巡回展」をクリックして見て下さい。

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2010/09/15(Wed)

ポリーニ 受賞と京都公演

マウリツィオ・ポリーニ(ピアニスト)が第22回「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞しました。
今日外出中に、友人から、「ポリーニ受賞したね」とだけ書かれたメールがきたので、てっきり「京都賞」かと思いましたが、高松宮の賞でした。
この賞は、以前アバドも受賞しましたね。
私がもらったわけではないけど、嬉しいです。
来日公演も楽しみです。

さて、ポリーニは、74年の初来日以来、16回も日本にきていますが、今年は初めて京都にやってきます。
先日、地下鉄四条駅あたりの通路でポスターを発見しました。
チラシはチケット発売時から持ってましたが、ポスターを見たのは初めて!
蛍光灯が反射して上手く撮れなかったけど...。
ポリーニ京都公演ポスター

プログラムはバッハの平均律第一巻。
ポリーニが、日本でバッハを弾くのは、これが初めてです。素晴らしい機会です。

ポリーニのチケットは、以前は即日完売で、手に入れるのに、本当に苦労したものでしたが、最近は、あまりにチケット代が高くなってしまったからでしょうか、まだチケットがあります。
ポリーニの音楽の素晴らしさは言うまでもありませんが、音も本当に美しいです。
ピアノって、こんな美しい音が出るの?と驚くほど。
これは、CDではわかりません、生でなくては!
きっと最初で最後の(?)京都公演だから、多くの人に聴いてもらいたいし、満席でポリーニを迎えてあげたいなぁと僭越ながら思います。
チラシも載せておきます。

ポリーニ京都公演チラシ
ポリーニのコンサートは、10月29日(金)、19時開演 京都コンサートホールです。
コンサートの詳細はこちら

チケット購入方法、購入場所はいろいろあるので、ポスターのその部分を載せておきます。
写りが悪いですが、クリックで拡大するので、何とか読めると思います。
ポリーニ2010 チケット

また、京都公演の他、東京公演が3回あります。
10月17日、23日、11月3日、いずれもサントリーホールです。
(これ、一般的には「東京公演の他、京都公演もあります」というのでしょうが...)

プログラムの平均律第一巻、ポリーニの演奏はどんなかな?と思った方は、下のCDの写真をクリックして、開いたアマゾンのページで試聴してみてください。
border="0"





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2010/07/15(Thu)

ボストン美術館展

ボストン美術館展を見てきました。

京都市美術館 ボストン美術館展
京都市美術館

ボストン美術館展 モネポスター ボストン美術館展 レンブラント看板
モネのポスター               レンブラントの看板

展示は、時代順ではなく、「多彩なる肖像画」、「宗教画の運命」、「印象派の風景画」など、テーマごとに分かれていて、レンブラント、ミレー、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、ドガ、マティス…などの著名な画家の作品もありました。
特にモネは、「モネの冒険」というコーナーがあります。
ボストン美術館展 モネ
チラシの写真から

最も印象的だったのは、ゴッホの「オーヴェールの家々」かなぁ。
亡くなる年に描かれたものですが、力強いタッチに鮮やかな色、いかにもゴッホですね。
ボストン美術館展 ゴッホ
これもチラシの写真を大きく撮ってみました。

大好きなマティスは「花瓶の花」の一点だけでした。
マティスらしい装飾的な部屋から見える南仏の海、行ってみたい。 

ポスターやチラシに書かれたキャッチコピーは、「名画のフルコースをどうぞ。」
その後に有名画家の名が連ねてしるされてます。
きっと、多くの方が、このフルコースでお腹一杯になることでしょうね。
なのに私は…楽しみにしてた絵も特になく、モネもあまり好きではないので、正直に言うと、見終わった後も少々お腹がすいたままでした…。
でも、これは私の好みの問題ですね…。
好みといえば、ヴェロネーゼやティントレットの息子(ティントレットはありませんでした)など、イタリアの画家の作品もありました。

ボストン美術館展は8月29日までやっています。
夏の暑い日、涼しい美術館で美しい絵を鑑賞するのも良いですね。
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2010/06/05(Sat)

植田正治写真展 写真とボク

美術館「えき」KYOTO(ジェイアール京都伊勢丹7F)で開催されている植田正治写真展「写真とボク」を見てきました。

植田正治写真展 写真とボク

ポスターの写真は、『パパとママとコドモたち』
モデルは植田氏とそのご家族。

ボクのわたしのお母さん ジャンプするボク
左は『ボクのわたしのお母さん』
右は『ジャンプするボク』

植田は世界で最も人気の高い日本人写真家の一人で、被写体をオブジェのように配置した演出写真は、海外でもUeda-cho(植田調)という日本語のまま広く知られているそうです。
砂丘で撮られたもの、家族がモデルになってるものなどは、特に印象的でした。
その他の写真も、何か面白かったりユニークだったり美しかったり、不思議な魅力がありました。

デザイナー菊池武夫のファッション写真なども手がけているので、何年も前からどこかで目にしていたかもしれませんね。
この楽しい写真展は6月13日までです。

実はGWに山陰を旅した際、鳥取県伯耆町にある植田正治写真美術館を見てきました。
植田正治写真美術館 わらべごよみ

設計は高松伸氏。
田園がひろがる中、正面に大山がのぞめる素晴らしいロケーションにあります。
建物の独特な形は、植田正治の代表作「少女四態」という作品をモチーフにしているそうです。

植田正治写真美術館2 植田正治写真美術館3

植田正治写真美術館5 植田正治写真美術館 7

美術館の中からも、大山がこんな風に見られます。
ueda shoji 植田正治写真美術館6 

植田正治写真美術館
この写真ではわかりにくいかもしれませんが、水に映る逆さ大山も美しかったです。

鳥取の植田正治写真美術館では、6月12日より9月12日まで、『雲のうつくしい日に。』という企画展が開かれます。
雲や空がとっても好きなので、『わらべごよみ』よりこっちが見たかったなぁと少し残念に思いました。

美術館「えき」KYOTO
ジェイアール京都伊勢丹7F
 tel 075-352-1111(大代表)

植田正治写真美術館
鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
 tel 0859-39-8000
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2010/05/06(Thu)

長谷川等伯 没後400年特別展覧会

京都国立博物館に、長谷川等伯 没後400年特別展覧会を見に行ってきました。
昨年からずっと楽しみにしてたわりには、終わる前の駆け込みになってしまったのは、あまりに混雑していたから。
ひどいときは入るのに2時間以上の待ち時間、なんとか並ばず入れるよう、博物館のHPにのってる混雑状況データを参考に、夜間開館してる日の夕方に行ってきました。
読みは当たって待ち時間なしで入れましたが、中はすごい人でした。

>京都国立博物館

能登七尾にいた頃の仏画なども多く展示されていましたが、やはり、素晴らしかったのは「楓図壁貼付」「松に秋草図屏風」などの金碧画と、水墨画の「松林図屏風」。
とりあえず、ポスターや看板の写真で雰囲気だけでも見てください。
上が「楓図」、下が「松林図」です。
長谷川等伯 楓図 

長谷川等伯 松林図

今回の展覧会のポスターで、右に「楓図」、左に「松林図」を配して、まん中に

あなたは煌めき派?
それとも、
しっとり派?
どっちも国宝、
どっちも等伯。

というキャッチコピーのものを見かけましたが、私は、煌めきもしっとりも、どっちの等伯も好きです。

「楓図壁貼付」「松に秋草図屏風」は智積院が所蔵しているので、今までに何度か見たことがあります。
今回の展覧会では混雑の中で見ましたが、この二つは、ふだん智積院へ行けば、ゆっくり見られます。
智積院の庭は大好きで、行くたびに収蔵庫の「楓図」「松に秋草図」も見てますが、収蔵庫に自分達だけのことが多いです。
ゆっくりご覧になりたい方は、そちらへ行くのが良いと思います。
ただ、今回のように、時々展覧会に出展されていて、ないこともありますが。

「松林図屏風」は、水墨画の中でも圧倒的な素晴らしさでした。
これほどシンプルなのに、見ていると、ひきこまれてしまい、不思議な感覚を覚えました。

今回もう一つ楽しみにしてた絵は「枯木猿猴図」。
この猿のかわいさったらありません。
毛並みが、信じられないほど細やかに一本一本細かく描かれ、ふわふわ、
思わず触れたくなります。
表情も動きもとっても可愛いです。
南禅寺塔頭金地院の、猿が池に映った月を捉えようとしている襖絵「猿猴捉月図」の猿が同じふわふわお猿さんで、もう一度会いたかったのに出展されてなくて残念でした。

長谷川等伯 没後400年特別展覧会は、京都国立博物館で5月9日(日)までやっています。
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2010/03/22(Mon)

古代カルタゴとローマ展

京都文化博物館で開催されている「古代カルタゴとローマ展」に行って来ました。

カルタゴ展 ちらし表   カルタゴ展 ちらし裏

カルタゴは、今のチュニジアの首都チュニスからほど近いところにあった古代都市です。
以前にも書きましたが、私はイタリアと地中海周辺の地域がと~っても好きなんです。
塩野七生さんが『ローマ人の物語』をほぼ一年に一冊のペースで出版されていた15年間、毎年楽しみに読みました。
その全15巻の中で最も面白かったのが、カエサルの時代と、カルタゴのハンニバル。
というわけで、是非見たいと思っていた展覧会です。

今回の展覧会は、1章「地中海の女王カルタゴ」、2章「ローマに生きるカルタゴ」の2つのテーマで構成されています。
美術工芸品や墓地からの出土品なども興味深く見ましたが、やはりモザイクのコーナーがとても素晴らしかったです。

例えば、
「バラのつぼみを撒く女性」---ポスター、ちらしになったモザイク。

「地中海の島々と都市」---5メートル四方の巨大モザイク。
よく日本までやってきてくれたものです。
名前が書かれた地中海の島々のまわりに、魚貝や、釣りをしたり舟をこぐ天使などが描かれています。

他のモザイクにも魚貝はよく登場してました。
イカ、タコ、うなぎ、伊勢海老、ウニなど、かわいかったです。

野ウサギ狩りの連作---犬を使って野ウサギを追い、しとめる狩の連作ですが、「落馬する狩人」なんてのもあり、ちょっと笑えます。

「メドゥーサ」---チラシの裏の真ん中辺りに写真があります。
 メドゥーサ

いやぁ、懐かし~。似たようなモザイクを、ナポリやシチリアでも見たので、旅した時のことなども思い出しました。

シチリアへの旅で、アグリジェントの遺跡に立った時、あの海のすぐ向こうがもうアフリカで、カルタゴがあったんだなぁと、感慨深く、青く美しい海を眺めました。
ほとんど人もいない遺跡で、雄大な自然と歴史に身を委ね、地中海を見つめながら、しばし佇んだ...素晴らしい体験でした。
カルタゴの歴史は、本当にドラマティックです。

地中海を旅してるような楽しい展覧会でした。
「チュニジア世界遺産、カルタゴとローマ展、きらめく地中海文明の至宝」は、京都文化博物館で4月4日(日)まで開催されています。

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2010/03/18(Thu)

アートアクアリウム展 ~京都・金魚の舞~

アクアリスト第一人者の木村英智さんがプロデュースする「アートアクアリウム展 ~京都・金魚の舞~」を見てきました。
アートアクアリウム 入口

これは、金魚専門水族館を、思い切りアートさせた展覧会とでもいいましょうか。
暗闇に、「和」を感じさせる不思議な水槽、カラフルなライト、浮かび上がる本物の生きている金魚たち、広告を見た時から楽しみにしてました!
アートアクアリウム展

長い歳月をかけ、人工的につくられた様々な金魚たちは、それ自体が既に芸術、
巨大金魚鉢、万華鏡、屏風、行燈、壁掛けなどの不思議な水槽の中で、優雅に舞う金魚は、妖しく、美しく…。

チラシの写真をアップで撮ってみましたが、画像が悪いですね。
アートアクアリウム 壁掛け水槽 アートアクアリウム 万華鏡
「カレイドリウム」(写真右) 水槽のあちこちに覗き窓が付いていて、それが万華鏡になっています。
この万華鏡を覗いていると、金魚が通るたびに不思議な模様がうつし出され、変化していく様も面白いです。

アートアクラリウム 花魁 アートアクアリウム 屏風
「花魁」(写真左) 約1000匹もの金魚が泳ぐ巨大金魚鉢。
上からあたるライトが赤、黄、青など変わるたびに、違った様相が見られ、幻想的でした。

「屏風」(写真右) あらかじめ投影されている水墨画風の絵も刻々と変化します。
その上を、生きている金魚が動くのですが、その影も屏風に投影され、とても面白い作品でした。
鼓や笛の和風BGMが鳴っていました。

花魁を見ていた時、背後から東京弁が聞こえてきたので振り返ると、写真と全く同じお顔の方が!
昨日は初日だったので、木村さんもお見えだったようです。

とても素敵な展覧会でした。
数多くの品種が展示され、珍しい金魚も見ることができますよ。
大丸京都店6階、大丸ミュージアムKYOTOで 3月29日(月)まで。

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